夏の大祓 その2

こんばんは、スタッフ中井です。

 

昨日、夏の大祓のことを書きましたが、

今日はその時のご飯のことを。

 

実は夏の大祓の行事食には決まったものはないそうです。

京都では、和菓子の「水無月」を食べるようですが、

イメージ的には、大祓のための食事というより、この時期の伝統の和菓子ですよね。

 

水無月が食される由来は、この時期の「氷の節句」のようです。

昔は氷は高級品だったので、

氷をイメージした三角のういろうに、

邪気を祓う小豆をのせたお菓子が作られたんだとか。

 

また京都の水無月ほど有名ではないですが、

関東では、近年、「夏越ごはん」が話題だそうですね。

雑穀ごはんの上に、緑や赤の旬の野菜のかき揚げをのせ、

おろしだれをかけた丼です。

 

茅の輪をイメージした緑の野菜と邪気祓いの赤の野菜。

形も茅の輪を模して、丸の形。

ご飯が雑穀なのは、茅の輪の由来の蘇民将来と素戔嗚尊の伝承によるためと、

豆が邪気祓いのパワーがあるためです。

さらに、おろしだれも、百邪を防ぐといわれる生姜を使うらしいですね。

パワー満載の邪気祓いメニューですね

 

うを宗は関西なので、夏越ごはんはありませんが(すみません)、

邪気祓いの豆ということなら、お赤飯がありますよ。

おひとり分のサイズのものから、折り詰めのお赤飯までございます。

また最近は、水物はスイカが登場している日もございます。

スイカといえば、赤色の果肉に、緑色の皮。

まさに邪気祓い!!

 

夏の邪気祓いに、ご注文お待ちしてますね